1998年
事業
東アジアの発展と途上国開発政策
事業実施者 | Salzburg Seminar/米国 | 年数 | 5/5 |
形態 | 自主助成委託その他 | 事業費 | 35,496,000円 |
事業内容
1994年に発足した本事業は、98年4月24日から30日までの1週間にわたって開催されたセミナーをもって完了しました。このセミナーでは、途上国地域(アフリカ、中近東、南アジア)、先進国地域(欧米)、東アジア、移行経済国(CIS、ベトナム、中国)、国際機関の開発政策担当者、学者・研究者を中心とした50人の参加者が、東アジアの経済成長の中心となった①政府の役割、②経済政策一般、③産業政策、④技術政策、さらに⑤97年突発したアジア金融危機の5つのテーマについて討議を行いました。
本事業は、最初の2年間をセミナーで使用する教材の準備に費やしましたが、96年から98年にかけて通算3回のセミナーを開催しています。これらのセミナーには、半数以上を東アジア地域の出身者が占める講師(ファカルティ)約30人、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、北米、南米の5大陸からフェロー(研修生) 150人以上が参加しました。なお、教材の一部は97年12月にイギリスのルートリッジ出版社から『Behind East Asian Growth』として出版されました。
5年間にわたった本事業は、SPFの第二期中期ガイドラインの優先分野の一つである東アジアの開発経験の移転について、東アジア出身者による情報発信機能の強化という面で大きな成果をあげたと言えるでしょう。また、途上国や移行経済諸国の政策担当者が、先進国の開発政策担当者と対等に議論する理論的枠組みを習得する一助ともなりました。さらに、先進国の開発政策担当者にとっては、これまでの開発致策を再考する機会ともなり、同時に新しい視点を得る一助となりました。
本事業は、事業実施者であるザルツブルグ・セミナーが最も意識的かつ戦略的に取り組んできた「アジア・プログラム」でもあります。ザルツブルグ・セミナーは設立以来、欧米を中心とした知的交流やネットワークの形成に力を入れてきたため、アジア地域を視野に入れていませんでした。しかし、東西冷戦の終焉、東アジアの目覚ましい経済成長等といった外的環境が激しく変化している中で、ザルツブルグ・セミナーもアジアに目を転じざるをえなくなっています。5年間にわたって助成した本事業は、ザルツブルグ・セミナーのアジア進出の重要な足掛かりとなりました。またSPFも、ザルツブルグ・セミナーを助成することによって、ヨーロッパにおけるアジアの情報発信機能を強化することができました。
本事業は、最初の2年間をセミナーで使用する教材の準備に費やしましたが、96年から98年にかけて通算3回のセミナーを開催しています。これらのセミナーには、半数以上を東アジア地域の出身者が占める講師(ファカルティ)約30人、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、北米、南米の5大陸からフェロー(研修生) 150人以上が参加しました。なお、教材の一部は97年12月にイギリスのルートリッジ出版社から『Behind East Asian Growth』として出版されました。
5年間にわたった本事業は、SPFの第二期中期ガイドラインの優先分野の一つである東アジアの開発経験の移転について、東アジア出身者による情報発信機能の強化という面で大きな成果をあげたと言えるでしょう。また、途上国や移行経済諸国の政策担当者が、先進国の開発政策担当者と対等に議論する理論的枠組みを習得する一助ともなりました。さらに、先進国の開発政策担当者にとっては、これまでの開発致策を再考する機会ともなり、同時に新しい視点を得る一助となりました。
本事業は、事業実施者であるザルツブルグ・セミナーが最も意識的かつ戦略的に取り組んできた「アジア・プログラム」でもあります。ザルツブルグ・セミナーは設立以来、欧米を中心とした知的交流やネットワークの形成に力を入れてきたため、アジア地域を視野に入れていませんでした。しかし、東西冷戦の終焉、東アジアの目覚ましい経済成長等といった外的環境が激しく変化している中で、ザルツブルグ・セミナーもアジアに目を転じざるをえなくなっています。5年間にわたって助成した本事業は、ザルツブルグ・セミナーのアジア進出の重要な足掛かりとなりました。またSPFも、ザルツブルグ・セミナーを助成することによって、ヨーロッパにおけるアジアの情報発信機能を強化することができました。
一般事業 開発と移行経済:東アジアモデル に属する事業
- 開発パラダイムの再考:日本、アジアNIEsの経済発展経験を参考に
- 中央アジア諸国の移行経済支援
- 東アジアの発展と途上国開発政策
- 中央アジア諸国の移行経済支援
- 開発パラダイムの再考:日本、アジアNIEsの経済発展経験を参考に
- 東アジアの発展と途上国開発政策
- 中央アジア諸国の移行経済支援
- 開発パラダイムの再考:日本、アジアNIEsの経済発展経験を参考に
- 東アジアの発展と途上国開発政策
- 中央アジア諸国の移行経済支援
- 3極の市場経済システムの解明等による国際貢献
- 東アジアの経済発展と人的資本
- 3極の市場経済システムの解明等による国際貢献
- 東アジアの発展と途上国開発政策
- スリランカ小企業育成
- 経済学におけるアジアモデルの現状と将来
- 中央アジア諸国の移行経済支援
- 北東アジア経済協力促進のための多国間共同研究―北東アジア経済イニシアチブ
- 北東アジア経済協力促進のための多国間共同研究―北東アジア経済フォーラム
- 中央アジア諸国の移行経済支援