4. 生態系

概要

日本への領土編入以前から尖閣諸島各島の学術調査、実地測量等が行われている。1900年には古賀辰四郎氏の要請を受け、黒岩恒氏、宮嶋幹之助氏が尖閣諸島に渡り、その調査報告が地学雑誌に掲載されている。戦後は、琉球大学の5次に渡る調査(尖閣諸島文献資料編纂会が「高良学術調査団」という名で報告資料集を刊行)、日本政府の旧沖縄開発庁による学術調査・利用開発可能性調査(1979年実施、1980年に報告書)など、数々の調査が行われている。

特に生物に関しては、主要な報告として、宮嶋氏と黒岩氏の報告書(1900年)、 正木氏による報告書(1941年)、 高良氏と多和田氏による調査報告(1950年代)、 琉球大学の報告書(1970年)、 沖縄開発庁の報告書(1980年)などの報告があり、取り分け戦後は琉球大学を中心として精力的な調査活動が行われてきた。ここでは、主要な調査の結果を基に、生物に関する情報をアーカイブしていく。

インデックス
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明治期の調査(1900年:黒岩・宮嶋) 閲覧
戦前の調査(1939年:正木) 閲覧
1970年以前の戦後の調査1(1950・1952・1953・1964年:琉球大学) 閲覧
1970年までの戦後の調査2(1970・1971年:琉球大学) 閲覧
1974年の学術調査(琉球大学) 閲覧
沖縄返還後の戦後の調査3(1979年:旧沖縄開発庁) 閲覧
尖閣諸島に生息するアホウドリ(1979年:旧沖縄開発庁) 閲覧
ヤギの食害問題 閲覧