5. 産業
2013年12月30日
尖閣諸島では明治期から漁業者が渡海して夜光貝などを採集していたが、1895年の領土編入以降は、古賀商店を経営する古賀辰四郎氏が国有地としての貸与を受け、同諸島の本格的な開拓を行った。古賀氏による事業は主にアホウドリ等、海鳥の採取と羽毛および剥製の輸出、ワイシャツボタン用の夜光貝の採集およびカツオ節製造などの水産業が柱である。古賀辰四郎氏が1918年に死去したため、事業は息子の古賀善次氏に継承されたが、終戦前には無人島となっている。戦後、周辺海域で漁業者が操業しているが、1960年代には台湾船による不法操業も問題になっている。先ず、古賀辰四郎氏による操業までをアップロードする。
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