2. 地理

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隠岐諸島の北西約158キロメートル、北緯37度14分、東経131度52分の日本海上に位置する群島で、東島(女島)・西島(男島) の2島と周辺の岩礁からなる。東島(女島)の最高海抜は97m、西島(男島)は168m(Ref.1)。島根県隠岐の島町に属する(Ref.2)。総面積は約0.21平方キロメートル(Ref.3)。1906年の島根県による調査では、沿岸はすべて断崖絶壁で、特に西島 (男島)は急峻であること、雑草以外に目立った植生はないこと、東島 (女島)は火山質の安山岩から成り、西島 (男島)は安山岩・玄武岩の凝灰岩から成ることを確認している(Ref.4)。

Table:竹島の諸元(Ref.1)
島名緯度経度高さ(海抜)
東島(女島)37.241131.87097m
西島(男島)37.242131.865168m

※緯度経度・高さ(海抜)は国土地理院電子国土基本図を参考にOPRF作成。

地質について

竹島の地質について、1906年(明治39年)に島根県の視察団が調査した報告が残されている。それによれば、東嶼は、純然たる噴火口はないものの、海中の噴火山で安山岩により構成され、西嶼は安山岩質の凝灰岩が存在しているとある。(Ref.4)
※添付されている地質図では、東嶼が安山岩質の凝灰岩、西嶼が安山岩とされている。


図:明治39年の視察を元に作成した竹島の地質図(『竹島及鬱陵島』より)

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Ref.1電子国土基本図(国土地理院)
Ref.2:国土地理院発行1:25000地形図
Ref.3平成25年全国都道府県市区町村別面積調(国土地理院)
Ref.4:奥原碧雲『竹島及鬱陵島』(1907)

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