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一般事業 多元的価値観の共存に向けて~情報の共有と地球社会に向けての発信

2007年
事業

フォーラム2000会議:世界的課題の共有を目指して

事業実施者 Forum 2000 Foundation(チェコ) 年数 3/3
形態 自主助成委託その他 事業費 15,533,650円
事業内容
1997年、チェコのヴァーツラフ・ハヴェル前大統領、ノーベル平和賞受賞者の作家エリー・ウィーゼル氏、日本財団会長の笹川陽平氏の提唱により、「フォーラム2000」会議が開始されました。以来、各国首脳、ノーベル賞受賞者、社会的・宗教的指導者などが一堂に会するこの会議は、人類共通の問題を議論して共存の思想を打ち出すため、毎年1回プラハで開催されています。 SPFは2002年度から6年にわたりこの会議の開催を支援してきました。
05年度からは、フォーラム2000会議本会議と宗教間対話会議の開催に加え、会議のコアメンバーであるハヴェル前大統領、笹川会長、ヨルダンのハッサン皇子、ダライ・ラマ師、フレデリック・デクラーク南アフリカ元大統領など、世界的影響力をもつ指導者十数人から成るグループを組織し、ベラルーシやミャンマーの民主化推進、ダルフール問題など、世界的な懸念に関する共同声明を発表しています。
本年度のフォーラム2000会議は、07年10月7~9日に開催されました。前年度10周年を迎え、大きな成功を収めたことを受け、本年度の会議にはマデレーン・オルブライト元米国国務長官、サウジアラビアのトゥルキ・アルファイサル皇子、ノーベル平和賞受賞者のシリン・エバディ氏、リカルド・ラゴス前チリ大統領、CNNのクリスチャン・アマンポール氏、ポール・ウォルフォウィッツ前世界銀行総裁をはじめ、前年度を大きく上回る約90人が参加し、政治、国際法、メディア、ビジネスにおける自由と責任について議論しました。宗教間対話会議では、イスラム、キリスト教、ユダヤ教などの宗教指導者や学者が、変わりゆく政治と宗教の関係などについて議論しました。
 また、本会議や宗教間対話と並行して「EU・ロシア政策」「中東水問題」など約20のセミナーや講演会が開催されました。さらに、会議終了にあたり、これまでの議論を集約した「プラハ宣言」が採択され、国連はじめ国際機関、各国政府などに配布されました。会議の聴衆は延べ3000人を超え、多くのメディアが会議の模様を報道しました。
会議開始から11年を経て、フォーラム2000会議は世界的に影響力をもつ会議へと成長し、非覇権国からの情報発信のプラットフォームとして確固たる名声を築くことができました。次年度以降は日本財団などの支援を受け、さらなる発展を目指すことになっています。

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