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一般事業 多元的価値観の共存に向けて~情報の共有と地球社会に向けての発信

2005年
事業

アジアからの情報発信/フェーズⅡ

事業実施者 笹川平和財団
SPF-USA(笹川平和財団米国/米国)、Inter Press Service Regional Office for Asia-Pacific(IPS)(タイ)
年数 3/3
形態 自主助成委託その他 事業費 11,796,154円
事業内容
ITの発達により、アジアに関する情報は簡単に入手できるようになりました。しかし、それらは必ずしもアジアの人々が伝えたい情報、アジアから直接発信された情報ではありません。本事業は、言語の違いやインフラの不備などが壁となり、正確な情報発信が行われていないアジアの声を、直接世界のほかの地域に伝え、アジアに対する認識を共有することを目的とするプログラムです。2000~02年度にフェーズIを、03年度から3年にわたりフェーズIIを実施しました。
フェーズIIでは、主に「アジアの声」と題する連続セミナーの開催と、「リーダース」と名付けたアジア各国の指導者へのインタビュー番組制作を行いました。「アジアの声」セミナーは、政治、経済、安全保障、文化など幅広いテーマからタイムリーな話題を選択し、アジアから招いた専門家や米国で活躍するアジアの識者が講演を行うものです。世界の情報中枢であるワシントンDCに位置する笹川平和財団米国(SPF-USA)との協力の下1999年に開始され、以来計72回、フェーズIIの期間内に計34回(うち本年度は10回)のセミナーを開催しました(セミナー詳細は70ページ参照)。
この間徐々に聴衆も増え、ワシントン地域の政府機関、シンクタンク、NGOの関係者などの間で、質の高い情報を提供するセミナーとして定着しました。各セミナーの要旨は、議事録の配布やSPFおよびSPF-USAのウェブサイト、世界的なニュースサイトであるインタープレスサービスのサイト(www.ipsnewsasia.net/(bridgesfromasia/)などで広く紹介しました。さらに、笹川汎アジア基金の実施する「アジアのジャーナリズム支援」事業(45ページ)の一環として結成された東南アジア5カ国の有力紙誌のネットワーク「アジアビューズ」と協力し、ウェブサイト(www.asiaviews.org)や月刊誌にもセミナーの内容を掲載しました。
「リーダース」は、アジア諸国のリーダーのメッセージを広く伝えるため、アジアビューズと共同で昨年度開始されました。本年度はフィリピンのフィデル・ラモス元大統領、カンボジアのフン・セン首相、インドネシアのアリ・アラタス前外相、タイのアナン・パンヤラチュン元首相にインタビューを行い、それぞれ30分の番組にまとめました。これら4番組と、前年度制作したインドネシアのエルナ・ウィトラー前インドネシア地域開発大臣、東ティモールのシャナナ・グスマン大統領の番組を、本プロジェクト用に開設したウェブサイト(www.the-leaders.org)で順次放映しました。

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