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一般事業 多元的価値観の共存に向けて~情報の共有と地球社会に向けての発信

2002年
事業

アジアからの情報発信――米国―アジアの対話促進

事業実施者 SPF-USA(笹川平和財団米国/米国) 年数 4/4
形態 自主助成委託その他 事業費 4,237,300円
事業内容
2 1世紀はアジア太平洋の時代といわれていますが、世界におけるアジアへの理解は必ずしも進んでいるとは言えません。そこで本事業では、事実上世界の情報中枢であるワシントンD Cに拠点をもつ笹川平和財団米国(S P F - U S A)の利点を最大限に活用し、情報格差を
少しでも解消することに注力しました。具体的には、同財団をアジア、太平洋地域とワシントンを結ぶ情報発信基地として位置づけ、日本を含むアジア太平洋地域の政治、経済、文化などの有益な情報やメッセージを、セミナーという形で米国に伝えました。
同セミナーは、ワシントンの米国政府機関、N G O、シンクタンクの関係者などを対象に「アジアの声」と題して行われました。アジアから講演者を招へいし、ただ単に情報を提供するだけでなく、米国とアジアの対話の機会を設けました。初年度には6回だったセミナーも、4年目には倍の年間12回となり、過去4年間に開催されたセミナーは合計37回を数えます。また、当初は平均3 0人程度だった参加者も年を追うごとに増加し、4年度目には平均して毎回7 0人程度を集めるほどになり
ました。
セミナーで取り上げたテーマは、東アジアの安全保障、A S E A N自由貿易圏構想、ベトナムの市場経済化と対米関係、インドネシアの民族問題、朝鮮半島情勢、ポルポト派による大量虐殺とそれに対するカンボジア国際法廷、韓国における反米感情など、その時々のホットな話題を中心にきわめて多岐にわたります。テーマ選定やセミナーの運営は、本事業のアドバイザーであるジョージタウン大学のジョン・アイケンベリー教授を核として、新しい人脈の開拓や即時性を高めるこ
となどを模索しつつ行われました。
事業2年目からは、アジア・ソサエティやハーバード大学、米国インドネシア協会、そしてオープン・ソサエティなどとのセミナーの共催も実現し、開催都市もワシントンのほか、ニューヨークやボストン、サンフランシスコなどに広がり、より広範な層の参加者を集めることができました。また、このようなセミナーの成果は、議事録の配布、S P F - U S Aのウェブサイト(w w w . s p f u s a . o r g)や世界的なニュースサイトであるI P Sのサイト(w w w . i p s . o r g / s a s a k a w a)などに広く紹介されています。

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