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一般事業 多元的価値観の共存に向けて~地域共通問題に関する対話と交流

2002年
事業

北東アジア地域間協力の促進とモンゴルの役割

事業実施者 MoNGOlian Development Research Center (MDRC)(モンゴル開発研究センター/モンゴル) 年数 3/3
形態 自主助成委託その他 事業費 6,512,603円
事業内容
モンゴルを中心とする北東アジア地域は、堅調な成長をみせるロシア、中国に囲まれ、経済的に取り残された感があります。そして同地域には、依然として地域協力のメカニズムが存在しません。S P Fは、地政学的に重要でありながら未開拓なこの地域の発展とその協力メカニズム構築に向けた支援を2 0 0 0年度から3年にわたって行ってきました。地域協力メカニズム構築に
向けた方策を模索するにあたって、本事業の助成先であるモンゴル開発研究センター(M D R C)は、モンゴル、ロシア連邦ブリヤート共和国、中国内モンゴル自治区、豆満江流域地帯における貿易・投資・物流の状況について現地調査を行いました。この現地調査(スタディ・ツアー)で収集したデータは、定期的に開催された国際会議で発表されました。国際会議では、米国ならびに日本、韓国をはじめとする北東アジア諸国の研究者による活発な意見交換がなされました。
3年間の継続的な支援の結果、大統領首席補佐官であるバダムドルジン・バトヒシク氏、国会経済常任委員会委員長を務めるテュヴデン・オチルホ氏、財務省次官のルヴサンダグヴィン・エンフタイバン氏など、モンゴル政界の中枢で国家運営に携わる人材から協力を得るに至りました。さらに、中国の内モンゴル自治区、ロシア、韓国の研究者からも国際会議への継続的な参加を得るなど、北東アジア地域の発展と協力メカニズム構築という目的に共鳴するサポート・グループは順
調に拡大しています。
国際会議で発表された論文は、報告書としてまとめられ、国際会議の参加者だけでなく、関係各所に配付されています。報告書のデータは、M D R Cのウェブページ上(www.mdrc.mn)にもアップロードされており、誰でもいつでも自由に閲覧できます。その結果、M D R Cは、総合研究開発機構(N I R A)が発行している『世界のシンクタンク要覧』に掲載されるなど、国際的な認知度も上がってきています。今後のさらなる展開が期待されます。

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