1990年
事業
環境保護-持続可能な開発のための地球温暖化の途上国からの展望と解決
事業実施者 | Woods Hole Research Center | 年数 | 単年度事業 |
形態 | 自主助成委託その他 | 事業費 | 6,525,000円 |
事業目的
人類が直面している二酸化炭素ガス濃度の上昇による、地球温暖化の危機に取り組み、科学者および政府専門官の対話の場をつくる。また、世界の限りある資源のなかで地球気候変化が引き起こすであろう環境と経済開発に関する問題を取り上げ、政府、非政府機関の討議の場をつくる。特に、地球気候変化に関する先進国と途上国のありうべき対決の打開に向けて国際会議を開き、途上国からの展望と解決に資する。地球気候変化と持続可能な開発の適切な解決策を見い出し、1992年の国連環境開発会議に提言する。
実施事項
- 地球温暖化と持続可能な開発に係わる地域会議開催
平成2年6月、サンパウロ大学にて地球温暖化と持続可能な開発に係わる地域会議を開催した。同会議は政府高級官僚、政策決定者およびNGO諸機関等の参加者を含め、ブラジル、中南米、カリブ諸国から160余名の参加者があり、当地域における気候変化の影響および化石燃料の使用を制限した時の経済開発政策と新制度の重要性が論議された。また、会議後レポートが出版された。 - 地球温暖化と持続可能な開発に係わるバンコク会議準備
平成3年6月にタイのバンコクにて開催される地球温暖化と持続可能な開発に係わるバンコク会議の準備のため、工業化の著しいASEAN諸国における地球温暖化に対する問題を顕著にし、政策研究所間のネットワークを形成するとともに、プログラム作成および参加者選定を行った。