1990年
事業
グローバリズムとリージョナリズムの研究
事業実施者 | 財団法人 国際協力推進協会 | 年数 | 単年度事業 |
形態 | 自主助成委託その他 | 事業費 | 10,000,000円 |
事業目的
第二次世界大戦後の東西冷戦に終止符が打たれ、米ソ協調の時代が到来するなど、体制を越えたグローバル化の兆しがみられる。一方、リージョナル化の動きも激しい。このようななかで、内外の英知を集め、グローバル化とリージョナル化を総合的かつ体系的に分析・検討することにより、わが国が国際社会において正しい役割を果たすことができるよう提言する。
実施事項
東西冷戦を越えたグローバル化と各地域で発生するリージョナル化の傾向にある世界情勢のなかでの日本の今後の政治的役割を探究し、アジアの一員としての日本の役割に焦点を絞った研究を、国会議員を中心に総合的かつ体系的に分析・検討し、提言をまとめた。また、調査研究の途中で勃発した湾岸危機への対応策を検討し、その議論に多くの国会議員ならびに有識者の参加を得た。平成2年4月から6月にかけて委員会を4回、研究会を12回開催した。また、平成2年5月には韓国・中国にそれぞれ5名ずつ調査団を派遣した。なお、調査報告書は同年7月に作成した。