1990年
事業
日欧米政策対話
事業実施者 | 笹川平和財団 The Royal Institute of International Affairs(英国) |
年数 | 2/2 |
形態 | 自主助成委託その他 | 事業費 | 61,428,145円 |
事業目的
社会主義諸国の改革の動向を分析しながら、近い将来の展開の方向(シナリオ)を予想する。この分析および予測に基づいて西側同盟諸国の対応の仕方について検討を行い、西側諸国の政策担当者に所要の政策提言を行う。また、日欧米の学会へ研究成果のフィードバックを行う。
実施事項
- 社会主義諸国の改革動向に関する分析
無統制な直接民主主義の導入がもたらす社会的・政治的・経済的混乱とそれを収拾するための強権発動のメカニズムの分析を通じ、特にソ連における改革の限界を提示した。 - 日欧米研究者フォーラムの形成
社会主義の改革プロセスを調査・分析している唯一の3極国際研究組織として、研究者間の情報交換の「場」を提供した。 - 若手研究者のデビューの「場」を提供
別事業「ソ連研究」の奨学金受給者をワークショップに招待し、世界的に著名な研究者の知己を得、かつ研究上のアドバイスが得られるように配慮した。このワシントン・ワークショップは、平成2年10月に第1回を、平成3年1月に第2回を開催した。発表されたワークショップ論文は、Johns Hopkins University Pressから出版する予定でその準備を行った。