1989年
事業
国際通貨システム
事業実施者 | 笹川平和財団 Institute for International Economics (米国・国際経済研究所)/Hamburug Institute for Economic Research (西独・ハンブルグ経済研究所) |
年数 | 単年度事業 |
形態 | 自主助成委託その他 | 事業費 | 42,206,860円 |
事業目的
金融経済と実態経済のギャップを埋めるべく,次期国際通貨システムの在り方等について検討するため,日米欧の専門家及び有識者等で,国際通貨システム運営のための国際政策協調,その財政政策及び金融政策の在り方,問題点の所在と改善の方法等を調査,研究,分析することを目的とする。
実施事項
国際的な政治・経済の観点から,次期国際通貨システムの在り方等を検討するため,日米欧のエコノミスト等による三チームを組織し,各チームで研究,論文執筆,分析等を実施した。また,各チームの研究結果を討議,検討するため,日米合同会議を開催したものである。
- 研究チームの組織
国際経済研究所,F.バーグステン氏を中心とした米側研究チーム,ハンブルグ経済研究所, H.E.シャラー氏を中心とした欧チーム(西独・仏・英),当財団内に事務局を置く日本チームを組織し,研究を実施した。また,日本チームには,有識者をメンバーとした委員会を設置した。 - 上記3チームによる,国際通貨システム運営のための国際政策協調,その財政政策及び金融政策の在り方,問題点の所在と改善の方法等を調査,研究,分析,論文執筆を実施した。
- 日米欧合同ハンブルグ会議開催(平成元年9月)
各チームの研究論文が提出され,ハンブルグにおいて各チームが一堂に会し,討議,検討を行った。また,東京最終会議に向けての最終研究論文(国際通貨改革:その問題点と見通し)の骨子の決定がなされた。 - 日米欧合同東京最終会議開催(平成2年2月)
ハンブルグ会議結果に基づく,最終研究論文が提出され,日米欧合同最終会議を東京において開催し,当事業を完了した。