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一般事業 国際関係をめぐる諸問題

1990年
事業

国際債務問題委員会

事業実施者 笹川平和財団 年数 単年度事業
形態 自主助成委託その他 事業費 3,353,478円
事業内容
ワールド・サイエンティフィック・バンキング会議(WSBM)は、通貨、金融、貿易問題等について世界各国から多数の実務家、専門家の参加を得て討議することを目的としており、事務局は、国連平和大学の下部機構としてユーゴスラビアのベオグラードに設立されたECPD(平和と開発に関するヨーロッパ・センター)のなかに置かれている。
WSBMには、ユーゴスラビアが非同盟国の一員であることから、東西南北の50か国および22の国際機関からの参加を得ている。このWSBMで合意された、東欧諸国を含む開発途上国の国内経済と債務問題に関する国際的な対策を検討するための、独立の専門家グループ(国際債務問題委員会)の会合を開催し、成長の再現および金融的安定と国際的な債務対策との関連を明らかにする。
実施事項
国際債務問題委員会の会合を開催
平成2年4月15日から17日にかけて国際債務問題委員会の会合を開催した。この会合の目的は世界経済情勢および債務問題処理進展をリビューし、ラテンアメリカ・アフリカ・アジア・東欧といった債務と開発の地域特性を分析し、さらに政策への提言、および報告書の大要作成を行うものであった。会合では、参加者による活発な討議が実施されるとともに、WSBMの議長である大来佐武郎氏により「世界経済情勢とそれに関連する債務と開発の問題」に関するまとめが述べられるなど、委員会開催の当初の目的を達成した。
また、同年6月にはユーゴスラビアのベオグラードで第2回目の会合が行われ、報告書への合意がなされた。この報告書はWSBMの債務問題円卓会議に提出され、支持を得た。なお、同報告書は第46回国連総会において債務に関する討議の主要論文として取り扱われた。

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