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一般事業 国際的視野における民間公益活動:社会的認識の向上と諸機能の活性化~キャパシティ・ビルディング

1997年
事業

国際フィランソロピー・フェロー

事業実施者 Institute for Policy Studies, The Johns Hopkins University/米国 年数 3/3
形態 自主助成委託その他 事業費 7,138,420円
事業内容
ジョンズ・ホプキンズ大学の「国際フィランソロピー・フェロー・プログラム」は、10年前に開始されました。非営利組織で働く実践家やそれらの組織を研究する学者を毎年約8人、1学期から1年間、旅費と奨学金を提供して招くものです。現在まで30か国から64人のフェローがこのプログラムに参加し、非営利セクターについの理解を深め、マネージメントの問題を研究しています。フェローの国際ネットワークもできつつあり、フェロー経験者は指導的役割を果たすようになってきています。しかし、アジアからのフェローが少ないため、特に日本人を含むアジア人を対象としたフェローシップを設けました。
1995年度には中国のCunyu Wu氏(Secretary General, Soon Ching Ling Foundation)がフェローとなり、企業財団についての論文を作成しました。また、96年度には中国のYaonan Song氏(Vice Chairman, International Liaison Committee of the Foundation for Underdeveloped Regions of China)と韓国のSoon-Young Moon氏(Research Assistant and Coordinator, the Institute of East West Studies, Yonsei University)がフェローとなりました。Yaonan氏は財団の理事会の役割に関する論文を作成しました。
97年度は、96年の秋学期からフェローとして参加している韓国のSoon-Young Moon氏の春学期の研修が続行されました。Moon氏は、米国の資金提供と社会福祉サービスの提供における公的セクターと民間セクターのパートナーシップおよび、その韓国への適用に関するテーマで論文を作成しました。そのほか、97年度の予算で97/98アカデミック・イヤーに、インドのBhargavi Nagaraja氏については費用の全額、日本の双木小百合氏とグルジアのNino Saakashvili氏については部分的助成を行いました。Nagaraja氏は、都市に放置されている工場等跡地への非営利セクターのコミュニティの対応に関する論文、双木氏は自然保護の分野の非営利組織の役割に関する論文、Saakashvili氏は政府と非営利セクターの関係についての文献調査を行って論文を書いています。
さらに、過去と現在のフェローを中心として年次総会を毎年世界各地で開催しています。97年度は7月にローマで「現代の福祉国家の変遷における非営利セクターの役割」のテーマで開催しました。

一般事業 キャパシティ・ビルディング に属する事業

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