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一般事業 激変する社会と相互理解:行動的ネットワークの推進~日本語教育

1998年
事業

地域で支える日本語教育’98―その現状分析と課題

事業実施者 秋田にほんごの会 年数 単年度事業
形態 自主助成委託その他 事業費 1,300,000円
事業内容
日本在住の日本語を母国語としない外国人を対象として、ボランティアによる日本語教室が全国各地で開設されています。これらの日本語教室成立の経緯は地域によって異なるものの、その活動内容はいずれも日本語習得と生活支援の場の双方を提供するものとなっています。
本事業では、宮城県、山形県、秋田県在住の外国人のためのボランティア日本語教室の主催団体関係者が共通して抱える問題について、相互の経験とノウハウを交換し、それぞれの教室運営の改善に役立てるとともに、東北地方をカバーするネットワーク構築を図る目的でシンポジウムを開催しました。
「地域で支える日本語教育'98東北」と題された本シンポジウムは、1998年4月25~26日、秋田市で開催されました。全体会議で基調講演や各地域の取り組みの紹介等が行われた後、11の分科会で、「子供の日本語」「中国帰国者とその家族のためのケア」「外国人配偶者と日本語学習」「技術研修員と日本語」「地域の言葉と外国人」等について討議しました。
本シンポジウムには、宮城県、山形県、秋田県のボランティア日本語教室関係者等、予想をはるかに上回る延べ260人の参加がありました。参加者間のネットワーキングや情報交換は、分科会だけでなく交流会やその後の宿泊先でのミーティング等、シンポジウム開催期間のあらゆる機会を利用して非常に活発に行われました。この成果を各自が所属団体に持ち帰り、日本語学習支援の見直しを図ることで、各地域のボランティア日本語教室の改善と、東北地方の日本語教室ネットワークの形成に寄与することができました。
シンポジウムにおける基調講演、各分科会の成果、討論議事要旨、参加者の感想等を集約した報告書を作成し、シンポジウム参加者、日本語ボランティア教師、関連地域の自治体・NGO関係者、日本語教育専門家等へ配付する予定です。

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