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笹川日中友好基金 世界発信を準備する社会の醸成

2009年
事業

中国NPO評価の基盤形成

事業実施者 清華大学公共管理学院民間組織研究所(中国) 年数 3/3
形態 自主助成委託その他 事業費 4,139,751円
事業内容
全国民間組織評価研修を中国で開催、民間レベルで評価の導入が進む
本事業では、 民間組織をめぐる制度環境の整備を目指し、 評価に対する認識を普及させるとともに、公正な評価政策の構築定着のため、 政府の民間組織管理部門と民間組織スタッフへの評価研修を3年計画で実施しました。
  • 行政官、 NGO代表、 研究者らを招へい評価政策の構築と定着を図る
初年度はモデル都市の行政部門と民間組織の代表を対象とした評価研修と、 地方での個別事例指導と実態調査を実施しました。

次年度は、 初年度の研修で明らかになった課題や、 各モデル都市の経験の分析を基盤に、 3地域(雲南省、 北京市、深圳市)でワークショップを開催し、 政府部門、 民間組織による意見交換の結果を反映させつつ、 経験交流を目的とした全国民間組織評価シンポジウムを開催(08年11月、於:雲南省)、 地域の事例を中心とした論文集を作成しました。

最終年度は、民間組織管理を担当する行政官30名、NGOの代表25名、 研究者7名を招へいしました (09年8月、於:安徽省合肥市) 。 また、 災害復興後、 民間組織が急速に発展している四川省や、 経済団体に対する業務主管制を廃止した広東省など、 特殊事情のある地域や教材事例となりうる先行地域に対しては、 個別コンサルティングを行い、 「地方別NPO評価コンサルティングと指導報告」 をまとめました。

初年度から参加した広東省では、 経済団体への業務主管制度を廃止した代わりに評価を導入し、 2010年12月には、 中国で初めての民間主導による民間組織評価センターが設立されたほか、 当該事業の参加地域における行政部門や民間組織の意識変化は年々顕著となっています。

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