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一般事業 激変する社会と相互理解:行動的ネットワークの推進~都市・町・村の国際ネットワーク

1997年
事業

NEAR協調行動計画―NEAR地域中小企業成功事例調査

事業実施者 笹川平和財団
Khabarovsk Scientific Center, Far Eastern Branch at the Russian Academy of Sciences/ロシア
年数 3/3
形態 自主助成委託その他 事業費 4,974,312円
事業内容
本年度で終了したこの事業は、NEAR域内各国共通の政策的関心である、地域立脚型中小企業の育成に関する各国の経験を持ち寄ることを目的としました。各国で成功している中小機械・金属加工業の企業家で小規模のグループをつくり、相互の工場訪問を通して経験の共有を図るとともに、NEAR域内の中小企業の協力の可能性について研究し、その促進策を提案する試みです。活動の中核を中小企業一般ではなく、優秀な企業家のネットワーク交流としたことに、この事業の最大の特徴があります。プロジェクト主導役のロシア専門家委員会を中心に、各国に地域中小企業家2~3人と政策関係者、研究者から成るプロジェクト・チームをつくり、事業を実施しました。
1995年度に予備調査を行って事業企画を作成した後、96年度に各国にプロジェクト・チームをつくり、地域立脚型中小企業の現状について調査をするとともに、プロジェクト参加中小企業のデータをまとめました。97年2月には、天津市において経験の相互交換のために第1回ワークショップを開催しました。97年度は各国の中小企業支援政策に関する調査を実施しました。97年9月にハバロフスク市で開いた第2回ワークショップでは、それまでの調査結果を総括するとともに、日本と韓国の優良中小企業の知識と経験をベースとしてパイロット研修プロジェクトを行いました。また、過去2年半の作業をまとめる形で、北東アジア地域の中小企業間協力の展望に関する提案を盛り込んだ最終報告書を作成しました。
今年度で終了したこの事業の成果は、98年11月末に松江市で開催する予定の「NEAR協調行動計画」事業の最終総会で、全体報告の一部として報告されます。今後、事業に参加した日本側企業関係者を中心として、中小企業間のネットワーク交流が継続することが期待されます。

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