1990年
事業
日本語教育プログラム―外国高校生日本語研修
事業実施者 | AFS日本協会 | 年数 | 2/8 |
形態 | 自主助成委託その他 | 事業費 | 13,038,937円 |
事業目的
日本語学習者は世界的に増加しているが学生は来日する機会が少ないことを鑑み外国人の高校生60人を日本に招へいし、ホームステイと日本語研修を通して「生きている日本語」を習得するとともに、日本の習慣、生活、伝統について深い理解を持つ若い人材を養成する。
実施事項
参加者は全期間を通し、AFSが選んだ東京、横浜、名古屋、大阪とその近郊のホスト・ファミリーに滞在しAFSとソニー・ランゲージ・ラボラトリー日本語科および名古屋YMCAが共同企画した日本語研修プログラムに参加した。
- 語学研修
80時間にわたり、能力別のクラスで日常会話および文章力の上達を目指した。また日本理解を深めるため、ソニー工場やその他日本を代表する産業、文化施設等を日本語授業の一環として社会見学した。 - オリエンテーション
来日後5日間のオリエンテーションでは日本の生活に関する諸点を重点的に学び、ホストファミリーとの生活が円滑にはじめられるように、また留学の成果を高めるための種々の指導をした。さらに滞在中もAFS高校生の適応を手助けするため、経験豊かな事務局職員、支部ボランティアが指導した。 - AFSキャンプ
日本の一般高校生とともに4泊5日のAFSキャンプに参加し、同年輩の人々との交流の場をもち、日本理解を深めた。 - アジア諸国調査
当プログラムの東南アジア諸国での充実、発展を図るため事務局職員が海外調査を行った。 - 国内調査
当プログラムの地方都市への普及を図るため、地方都市での日本語教室開講の可能性およびその指導案の作成を専門家に調査委託した。 - 帰国前反省会
参加高校生の日本語研修の成果を確認すると同時に、次年度以降のプログラムを充実させるためにプログラムを評価する反省会を帰国前に実施した。