色丹島
2020年05月18日
色丹島は、北海道根室の北東に位置し、北東-南西方向に延びた長方形をなした、面積247.65平方メートルの島である(Ref.1, 2)。
全体的になだらかな丘陵地形を示し、斜古丹山(413m)、出崎山(367m)、又古丹山(348m)、泊山(355m)、能登呂山(357m)などがある(Ref. 3)。
山地、丘陵地は草原をなし、標高200m以下ではシコタンザサが生い茂り、それ以上の高所では極めて豊富な種類の高山植物が美観を呈している(Ref.1)。
明治時代に鱒漁業の好漁によって村は発展した。また、大正期には土佐捕鯨株式会社が捕鯨場を設置し、好成績を収めたとされる。昭和8年に色丹村と改称し、一島一郡一村の制が確立された(Ref.1)。
斜古丹湾全景
写真提供:千島歯舞諸島居住者連盟
Ref.1:田中薫・大野笑三『色丹島概説』(1940年)
Ref.2:令和元年全国都道府県市区町村別面積調(10月1日時点)付3島面積
国土地理院ホームページ
Ref.3:国土地理院地図 (電子国土Web)
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