ASEAN諸国中核農業青年育成推進

アセアン諸国から、特に女性を中心とする青年農業従事者をわが国の農家に受け入れ、育成するプロジェクトです。
研修生として来日した人たちは、受入れ家族と共に暮しながら日本の農業技術、農業協同組合の仕組み、農家と農村社会との関わり方などを学びます。一方、受入れ農家などを研修生の母国に派遣し、帰国した研修生の追跡調査と現地での指導協力に当たります。
本年度は、タイ5名、インドネシア5名、マレーシア3名を受入れました。研修生たちは、約8ヵ月にわたり、先進農家における実務研修、学習機関における学課研修を受け、さらに女子研修生は、農村婦人の役割や家政についても学びました。
本年度はまた、受入れ農家などをタイに派遣し、研修生の帰国後の活躍ぶりと日本で学んだ農業技術の普及を検証するとともに、両者の結びつきを深める、フォローアップ・プログラムを実施しました。研修生たちは、農業技術もさることながら、地域で優れたリーダーシップを発揮して、ビジネスや地域開発にも貢献しています。