1906年3月27日

島根県が竹島を実地調査

1906年3月、知事の命により、島根県第三部長の神西由太郎は、隠岐島司東文輔以下漁業、農事、衛生、測量等の専門家を含む44名を率い、竹島の実地調査を行った。行程は、3月22日松江発、3月26日西郷(隠岐の島)発、3月27日竹島着、3月28日鬱陵島発、3月30日松江帰着であった。(Ref.1)

また、視察メンバーの一人である奥原福市(奥原碧雲)が『竹島及鬱陵島』を出版している。それには、竹島の地理、気候、生物、漁業などの調査結果が示されている。同書には、竹島の全景写真も収められている。(Ref.2)

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Ref.1「竹島の視察」(東文輔隠岐島司の出張報告書)
Ref.2:奥原碧雲『竹島及鬱陵島』(1907年)

参考資料
田村清三郎『島根県竹島の新研究』島根県(1965年)pp.61-62
奥原碧雲『竹島及鬱陵島』(1907年)(復刻版)


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