尖閣諸島周辺の海底地形


尖閣諸島は広大な東シナ海大陸棚外縁部に位置し、同大陸棚斜面の南・南東側には、長さ1000km、幅約100km、水深1000~2200mの沖縄舟状海盆(沖縄トラフ)が形成される。九州の南側に位置する種子島・屋久島から沖縄本島を経由して、与那国島へ至り弧状に連なる島々(南西諸島)の太平洋側に、最深部7000mを超える南西諸島海溝が並行している。沖縄トラフの深部には地溝や海丘があり、南西諸島海溝に至る斜面中には深海平坦面が見られ、急崖(沖縄海底崖)を経て北太平洋に至る。これらのように、中国大陸からなだらかに下がってきた尖閣諸島周辺(東シナ海大陸棚外縁)から南西諸島海溝、北太平洋に至るまでの海域は地形的変化に富んでいる。

また、尖閣諸島周辺の東シナ海大陸棚斜面には、顕著な海底谷がいくつか発達しており、魚釣島の西側には西魚釣海底谷、南西魚釣海底谷、大正島東側には第1・2大正海底谷、第1・2北東大正海底谷が、それぞれ大陸棚斜面を刻んでいる。魚釣島の南側には魚釣海丘が、大正島の北東側には北東大正堆が、南側には南大正海丘が存在し、海面下に地形的な高まりが見られる。
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海底地図は海上保安庁海洋情報部提供。海底地形名称については海上保安庁発行海図「南西諸島(No.6315)」に基づく


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