汚染状況調査（2012年調査：東京都）


東京都は2012年9月2日に船舶を用いて魚釣島・北小島・南小島周辺の1地点について大気採取を行い、また、沿岸13地点で採水を行い汚染について調査を行っている。大気についてはVOC（揮発性有機化合物）の検査を行い、テトラクロロエチレン・トリクロロエチレン・ジクロロメタン・ベンゼンの4項目について不検出、もしくは東京都内の一般的な環境平均（平成23年）を大幅に下回る結果を確認している。

また、水質についても沖縄県環境生活部が実施した平成22年度水質測定結果の数値と比較してほぼ同等であり、３島周辺沿岸の水質状況は沖縄県の他の海域と大きな違いはなく、いずれの島の沿岸の海水も、窒素、リン等による汚染は認められないとまとめている。 しかし、魚釣島海岸一帯に多くの海岸漂着物（ゴミや流木等）を確認しており、これらについて早急に対策を講じる必要があることを報告している。（Ref.1）


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Ref.1　：東京都『東京都尖閣諸島現地調査調査報告書』（2012年）


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