尖閣諸島の位置・面積等
2017年10月27日
尖閣諸島は、沖縄県八重山諸島の北方約90カイリ、台湾島の北東方約120カイリの東シナ海上に散在する無人の島嶼群で、魚釣島、久場島、大正島、北小島、南小島、飛瀬、沖の北岩、沖の南岩で構成されている。総面積は約5.53平方km、最大の魚釣島は約3.81平方kmある。(Ref.1)
概して、尖閣諸島の岩石は礫質砂岩(部分的に砂岩と礫岩との互層)、凝灰岩、安山岩、安山岩質溶岩、現世隆起サンゴ礁等よりなる。尖閣諸島地域は火山活動が激しい地域なので、それに基づく断層、あるいはその影響を受けて地形も発達している。(Ref.2)
第2次世界大戦の前には民間人の開拓により魚釣島・久場島を中心に居住者がいたが、現在は無人島である。
Table:各島諸元
島名 | 緯度※1 | 経度※1 | 高さ(海抜)※1 | 面積※2 |
---|---|---|---|---|
魚釣島 | 25.44 | 123.28 | 362m | 3.81km2 |
北小島 | 25.43 | 123.32 | 125m | 0.26km2 |
南小島 | 25.43 | 123.33 | 139m | 0.32km2 |
久場島 | 25.55 | 123.40 | 117m | 0.87km2 |
大正島 | 25.55 | 124.33 | 75m | 0.04km2 |
沖の北岩 | 25.46 | 123.32 | 28m | 0.05km2 |
沖の南岩 | 25.45 | 123.34 | 10m | 0.01km2 |
飛瀬 | 25.44 | 123.30 | 2m | 0.02km2 |
※1 緯度経度・高さ(海抜)は国土地理院電子国土基本図を参考にOPRF作成。
※2 面積は沖縄県土地対策課ウェブサイト(沖縄県島しょ別面積一覧)に基づく。
Ref.1 :沖縄県土地対策課ウェブサイト(沖縄県島しょ別面積一覧)
Ref.2 :野原朝秀「尖閣列島の地質(予報)」『琉球大学尖閣列島学術調査報告』(1971年)
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