1979年5月から6月

沖縄開発庁による上陸調査・仮ヘリポートの建設

沖縄開発庁(当時)は、尖閣諸島の自然的、地理的条件を把握するとともに、同諸島の利用開発の可能性を探る上での基礎的資料を収集することを目的として、総合的な調査を行った。調査対象とした島は、魚釣島、南小島、北小島で、気象及び海象条件の把握、地下水及び土質調査のためのボーリング、三島及びその周辺岩礁の位置の調査、三島の五千分の一地形図の作成、水質調査、水深調査、陸上の地質、生物、植物及び海中の生物の調査並びに灯台、ヘリポート、避難港の建設の可能性の検討が行われた。(Ref.1)

また、自動気象計及び仮ヘリポートが魚釣島に建設され、調査に供された。(Ref.1)


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Ref.1 :沖縄開発庁『尖閣諸島調査報告書 利用開発可能性調査編要約版』(1979年10月)