1970年7月9日～13日

尖閣諸島5島に警告板設置


カーペンター民政官の書簡に対し、1968年10月21日に松岡行政主席は、提案に賛成する趣旨の回答を送付。（Ref.1）

また、1969年3月28日付・出入管理庁名で警告板設置に要する費用（6,815ドル）の援助を求める書簡を民政府に送付。 （Ref.2）

民政府から1970年1月29日、6,815ドルを送金した旨の通知があり、警告板の内容についても指定があった。（Ref.3）

琉球政府は、1969年5月に石垣市によって行政標識が建てられていた尖閣諸島5島（魚釣島・久場島・大正島・南小島・北小島）に、1970年7月9日から13日にかけて警告板を設置した（日英中三か国語表記）。 （Ref.4）

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尖閣列島警告板設置工事設計図（沖縄県立公文書館所蔵）

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出典： 琉球政府関係写真資料（1970年撮影）
（上：魚釣島に設置された警告版　下：設置作業の様子）
沖縄県公文書館所蔵


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Ref.1　：尖閣列島に関する米国民政府民政官書簡について（回答：1968年10月21日付出入管理庁・出総第1994号）
（海洋政策研究財団島嶼資料センターに複写所蔵）

Ref.2　：尖閣列島における警告板の設置について（1969年3月28日付出入管理庁名）
（海洋政策研究財団島嶼資料センターに複写所蔵）

Ref.3　：Transmittal of Funds （USACAR, HCRI-PS, 29 Jan 1970）
（海洋政策研究財団島嶼資料センターに複写所蔵）

Ref.4　：尖閣列島の警告板設置に関する復命書 （1970.7.24付：出入管理庁警備課長比嘉健次）
（海洋政策研究財団島嶼資料センターに複写所蔵）

参考資料
南方同胞援護会機関誌『季刊沖縄』63（1972年12月31日）
特集　尖閣列島第２集　p.161・p.164


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