1968年~

台湾人労働者による沈船解体の取締り(久場島)


1968年3月の台風で座礁し、久場島に打ち上げられた台湾船籍の貨物船である海生二号(HAISENG NO.2、800t級中型貨物船)の解体作業のため、14名の台湾人労働者が久場島に上陸し作業。作業用の小屋まで仮設していた(1970年7月11日、出入管理庁の係官などが不法入域者取締に関する警告板設置のために出張した際に確認)。 スクラップ運搬船大通号(380トン、船長ほか14名の乗組員)は、台湾からの出航許可証を所持していた(解体許可証の所持については不明)。 琉球政府側はただちに退去命令、臨検、不法上陸者の氏名確認、事情聴取を実施。(Ref.1)

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出典: 琉球政府関係写真資料(1970年撮影)
(上:大通号 中:スクラップと作業用小屋 下:作業小屋)
沖縄県公文書館所蔵


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Ref.1 :不法入域者の取締状況について(琉球政府出入管理庁:日付不明)
(海洋政策研究財団島嶼資料センターに複写所蔵)