1939年~

農林省資源調査団・石垣島測候所による調査


1939(昭和14年)には、農林省資源調査団(小林純氏及び高橋尚之氏)が石垣島測候所技師の正木任とともに尖閣諸島を調査。正木任は「尖閣列島を探る」と題した論文を1941年に発表し、各島の様子、生物について報告している。(Ref.1)

1943年9月27日~9月29日、気象測候所設置予備調査のため石垣島測候所技師の大和順一氏と所員の外間永起氏が魚釣島へ出張。気象測候所の設置はその後中止。 (Ref.2)

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農林省資源調査団一行の様子
(上:魚釣島の古賀氏による鰹節製造工場・集落跡に滞在する一行 下:母船から接岸する様子)
提供:沖縄テレビ放送株式会社(所蔵:沖縄県公文書館 撮影:小林純)


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Ref.1 :正木任(1941) 尖閣列島を探る,「採集と飼育」第3巻第4号

Ref.2 :八重山気象台出張綴「魚釣島気象官署創設に関する出張命令(第十六号)」
(海洋政策研究財団島嶼資料センターに複写所蔵)

参考資料
南方同胞援護会機関誌『季刊沖縄』56(1971年3月25日)特集 尖閣列島
p.118(八重山気象台の出張綴)


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