気象観測所及び灯台建設工事を実施

  • 2023年02月15日

 1939年から1941年にかけて、沖ノ鳥島では灯台および気象観測所の建築工事が実施された。当初、日本海軍の計画では、水上航空基地と対空監視哨(航空機の敵味方を判別する施設)も建設する予定であったが、国際情勢が緊迫し、軍事施設の建設が対外的にはばかられたため、文部省主幹のもと、軍事的要素のない灯台と気象観測所のみを建設する計画へと変更された。しかしながら、太平洋戦争の勃発により、工事は中断を余儀なくされた。(Ref.1)

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Ref.1:沖ノ鳥島災害復旧工事誌編集委員会『沖ノ鳥島災害復旧工事誌』(1994年)