1922年と1925年の2度にわたり、日本の軍艦「満州」がドウグラスリーフ(沖ノ鳥島)の測量を行った。海軍省の調査では、各国の水路誌にこの島の所在が記載されているものの、その所属については記載がなかった。
水路部から、この珊瑚島を日本沿岸の水路誌に日本名で記載したいとの申し出があり、軍令部は、環礁内は波が静かであるため水上飛行機の基地として役立つであろうとの意見で軍事上の見地より領土権を確定することを希望したため、海軍省が内務省に対して、同珊瑚礁を東京府小笠原支庁管轄下に編入することを申し出た。 (Ref.1)

図:軍艦「満州」による測量の結果作成された略図
Ref.1:「「ダーグラス」珊瑚礁ノ領土権ニ関スル件」『本邦島嶼領有関係雑件』
(外務省外交史料館所蔵A.4.1.0.3)
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