商工業

  • 2020年05月18日

返還当初の商業、サービス業等は、アメリカ管理下につくられた小笠原生活協同組合(旧B.I.T.C)以外に存在しなかった。酒、ビール、ジュース等の飲料、日用雑貨、文房具、衣料品等が取り扱われたが、野菜や魚といった生鮮食料品はあまり取り扱われず、物資は不足がちであった(Ref.1)。 その後、定期航路の開設によって流通が整い、小売店や飲食店が営業するようになった。昭和54年には「おがさわら丸」が就航し利便性が高まり、観光客へのサービスも安定するようになった。現在の産業大分類別民間事業所数は下表のとおりである(Ref. 2)。

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Ref.1:財団法人小笠原協会『小笠原諸島調査報告』(1969年)pp.9-10
Ref.2東京都小笠原支庁『管内概要』令和元年版p.80