1543(天文12)年、スペイン船が北緯25度付近で三つの島を発見したという。現在の火山列島であると考えられている。(参考1, 2)
1639(寛永14)年、オランダ船が北緯26度・東経137度付近で二島を発見したという。現在の父島母島であると考えられている。(参考1, 2)
なお、1593(文禄2)年に信濃深志の城主小笠原貞頼が発見して標木を建て小笠原島と命名したという話が、『巽無人島記』という書物とともに、18世紀前半(享保年間)に広まったが、史実ではなく、小笠原貞頼の子孫を自称し説を広めた者は処罰されたという。(参考1, 2, 3)
参考資料
参考1:R・D・エルドリッヂ『硫黄島と小笠原をめぐる日米関係』鹿児島:南方新社, 2008
参考2:田中弘之『幕末の小笠原』中央公論社, 1997(中公新書)
参考3:東京府『小笠原島総覽』1929
参考4:「巽無人島記」『小笠原島紀事』巻22
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