沖ノ鳥島および南鳥島の地質

  • 2020年05月18日

沖ノ鳥島は、卓礁型のサンゴ礁からなる(Ref. 1)。東西方向に約4.5km、南北方向に約1.7km、周囲11kmのサンゴ礁で、東小島と北小島から構成されている。これら2つの島は、浸食を防ぐために、1987年から護岸工事が実施されている(Ref.2)。

南鳥島は日本国で唯一太平洋プレート上に存在するサンゴ礁からできた島嶼である。近年、周辺の排他的経済水域(EEZ)内に希土類元素(REE:Rare Earth Element)を豊富に含むレアアース泥と呼ばれる泥質堆積物が存在することが明らかとなり、資源としての開発に向けて、環境影響評価を含めた調査・研究が行われている(Ref.3)。