1931(昭和6)年7月6日

沖ノ鳥島が小笠原支庁の所管となる

  • 2020年05月18日

大正15年に定められた東京府小笠原支庁管轄区域「中ノ鳥島」(Ref.1)の下に「沖ノ鳥島」が加えられ、沖ノ鳥島が小笠原支庁の所管となった (Ref.2)。これにより、1938(昭和13)年刊行の海図2101号には「沖ノ鳥島」と表記されるようになった(Ref. 3)。

「中ノ鳥島」は山田禎三郎によって発見され、「ガンジスアイランド」に相当するもので、1908(明治41)年に東京府小笠原島の所管とされていた(Ref. 4)。しかし、後に精測したところ中ノ鳥島は存在しないことが明らかとなり、昭和21年に図誌から削除された(Ref. 5)。