1943年12月1日

領土不拡大を示した「カイロ宣言」が発表される

米国、英国、中国は、1943年12月1日発表の「カイロ宣言」において、「自国のためになんらの利得をも欲するものに非ず、また領土拡大のなんらの念をも有するものに非ず」「同盟国の目的は日本国より1914年の第一次世界戦争の開始以降において日本国が奪取し又は占領したる太平洋における一切の島嶼を剥奪すること並びに満州、台湾及び膨湖島のごとき日本国が清国人から盗取したる一切の地域を中華民国に返還することにあり。日本国はまた暴力及び貪欲により日本国の略取したる他の一切の地域より駆逐せらるべし。」とした。(Ref.1)

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Ref.1 : [Cairo Communiqué]
(米国国立公文書館所蔵)(国立国会図書館HP紹介)
http://www.ndl.go.jp/constitution/shiryo/01/002_46shoshi.html

参考資料
日本国外務省・ロシア連邦外務省『日露間領土問題の歴史に関する共同作成資料集』1992年版,3(4)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/hoppo/ryodo.html