1855年2月7日

択捉島とウルップ島の間の国境を確認（日魯通好条約）

日露間の最初の条約である「日魯通好条約」が1855年2月7日に調印された。同条約は、第2条で、日露国境が択捉島とウルップ島の間にあると規定し、それまでに成立していた国境を確認した。

第二ヶ條　　今より後日本國と魯西亜國との境ヱトロフ嶋とウルツプ嶋との間にあるへし ヱトロフ全嶋は日本に属しウルツプ全嶋夫より北の方クリル諸嶋は魯西亜に属す カラフト嶋に至りては日本國と魯西亜國との間に於て界を分たす是迠仕来之通たるへし　（Ref.1）

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Ref.1　： 「魯西亜修好條約」　外務省『続通信全覧』類輯之部 修交門 条約 魯国条約一件
JACAR（アジア歴史資料センター）Ref.B13090261400, 条約／魯国条約一件　一（続通信全覧　類輯之部　修好門111）（外務省外交史料館）　4/45コマ
https://www.jacar.archives.go.jp/aj/meta/image_B13090261400?IS_KIND=SimpleSummary&IS_STYLE=default&IS_TAG_S1=InD&IS_KEY_S1=B13090261400&　魯国条約一件

参考資料
「日本國魯西亞國通好條約」外務省『旧条約彙纂』第1巻第2部p.523
　 JACAR（アジア歴史資料センター）Ref.B13090771200, 旧条約彙纂　第一巻（各国之部）第二部　昭和9年4月外務省条約局編（旧条約彙纂002）（外務省外交史料館）
https://www.jacar.archives.go.jp/aj/meta/image_B13090771200?IS_KIND=SimpleSummary&IS_STYLE=default&IS_TAG_S1=InD&IS_KEY_S1=B13090771200&
旧条約彙纂　露西亜国

日本国外務省・ロシア連邦外務省『日露間領土問題の歴史に関する共同作成資料集』1992年版, 1(7)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/hoppo/ryodo.html