志発島の漁業経営

志発島の漁業は、昆布、蟹、海老、帆立などで、缶詰工場が存在した (Ref.1)。

歯舞群島で唯一帆立貝の採取に潜水器を用いるなど、多角的な漁業経営が行われた（Ref.2）。

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志発島缶詰工場（歯舞村多楽島相泊）
写真提供：千島歯舞諸島居住者連盟

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志発島相泊丸三組工場（歯舞村志発島相泊）
写真提供：千島歯舞諸島居住者連盟

志発島の加工施設（Ref.3）
　 建物内訳
　 所有者数 棟数 建坪数 工場 付属建物
棟数 建坪数 棟数 建坪数
缶詰工場(日本缶詰株式会社) 1 15 1,120.85 1 403.00(含む冷凍設備) 14 717.85
缶詰工場(蟹缶詰合同会社) 1 24 778.60 1 135.00 23 643.00
沃度工場(北海道海藻工業株式会社) 1 1 80.00 1 80.00 - -
沃度工場(個人所有) 2 8 187.50 2 88.75 6 98.75
計 5 48 2,166.95 5 706.75 43 1,460.20

歯舞群島各島の漁業別着業調・帆立貝潜水器（Ref.4）
島別 志発島 歯舞群島計
隻数および従業員数 隻数 従業員数 隻数 従業員数
帆立貝潜水器 4 48 4 48

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Ref.1：沖縄・北方対策庁『北方地域総合実態調査書（歯舞群島の部）』（1970年）p.45
Ref.2：領土復帰北方漁業対策本部『色丹島及び歯舞諸島調査書』（1956年）p.108
Ref.3：沖縄・北方対策庁『北方地域総合実態調査書（歯舞群島の部）』（1970年）pp.30-31
Ref.4：歯舞漁業協同組合特別企画室『終戦前に於ける歯舞諸島沿岸漁業調査資料』