1993年
事業
中東水資源解決へのシナリオ
事業実施者 | International Water Resources Association/英国 | 年数 | 1/4 |
形態 | 自主助成委託その他 | 事業費 | 16,203,954円 |
事業内容
古来、「水」をめぐる紛争は絶えたことがありません。現在、中東和平プロセスにとって最重要課題となっているのも、水資源の配分・利用の問題です。
本事業は、中東の水資源開発と管理について経済、政治、社会、環境、技術の各側面から、中東各国に受け入れ可能な解決へのシナリオを検討し、その結果を新たに設置した「中東水委員会」の報告書にまとめて、中東和平プロセスの一助とすることが目的です。 前年度カイロで開かれた「中東水フォーラム」の成果が、本年度オックスフォード大学から出版、世界の関係者に配布されました。この出版物は、中東和平プロセスにおいて“政治的交渉から距離を置き、かつ政治的交渉を客観化させる”材料を提示するという本プロジェクトの立場から、きわめて重要な役割を果たしました。
本年度設置した「中東水委員会」は、上記の「中東水フォーラム」の延長線上に位置づけられ、この分野の世界的権威5人で構成されます。同委員会第1回調整会議での検討をもとに、次年度に予定される最終報告書の作成に向けて、各専門家による予備調査が開始されました。
中東水資源の包括的な解決シナリオを提示しようというこうした試みは、いま各国関係者の大きな注目を浴びています。
本事業は、中東の水資源開発と管理について経済、政治、社会、環境、技術の各側面から、中東各国に受け入れ可能な解決へのシナリオを検討し、その結果を新たに設置した「中東水委員会」の報告書にまとめて、中東和平プロセスの一助とすることが目的です。 前年度カイロで開かれた「中東水フォーラム」の成果が、本年度オックスフォード大学から出版、世界の関係者に配布されました。この出版物は、中東和平プロセスにおいて“政治的交渉から距離を置き、かつ政治的交渉を客観化させる”材料を提示するという本プロジェクトの立場から、きわめて重要な役割を果たしました。
本年度設置した「中東水委員会」は、上記の「中東水フォーラム」の延長線上に位置づけられ、この分野の世界的権威5人で構成されます。同委員会第1回調整会議での検討をもとに、次年度に予定される最終報告書の作成に向けて、各専門家による予備調査が開始されました。
中東水資源の包括的な解決シナリオを提示しようというこうした試みは、いま各国関係者の大きな注目を浴びています。