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一般事業 グローバリゼーションの功罪への挑戦~人口移動に関わる問題

2011年
事業

EPA看護師・介護福祉士候補者 e-ラーニング研修

事業実施者 財団法人海外技術者研修協会(AOTS) 年数 3/3
形態 自主助成委託その他 事業費 10,100,000円
事業内容
EPAに基づく看護師・介護福祉士研修制度は、日本の国家試験合格を前提とした政策であるが、官庁間の軋轢や専門性の高い日本語教育人材の確保が難しいことなどから、学習支援への取り組みが進んでいない。本事業は、日本語を母語としない候補者が国家試験対策を継続的に学習できるようにするために、e-ラーニング研修のカリキュラム開発を行うものである。
実施計画
3年継続事業の最終年度として、以下の活動を行い、e-ラーニング教材、カリキュラムの全体を完成させる。
  • 検討委員会の設置(4月)
    看護分野、介護分野の専門家による委員会を設置し、国家試験の問題理解を核とした教材内容を検討する。
  • 教材開発作業と教材のリリース(通年)
    看護分野、介護分野ともに国家試験模擬試験(または過去問題)の1回分および解説を新規にWeb上へ搭載する。看護分野に関しては、メンターによる「国家試験分野別基礎知識」の配信とWebへの搭載が2010年度に終了予定のため、新規のコンテンツを検討し開発する。介護分野に関しては、2010年11月から開始した「国家試験分野別基礎知識」の配信、Webへの搭載を継続する。日本語分野に関しては、国家試験の問題理解を軸に追加コンテンツを検討する。具体的な作業スケジュールは次の通り:(1)追加コンテンツの仕様決定および準備(~5月中旬)、(2)追加コンテンツのWeb上への搭載および接続・稼動試験(5月~6月)、(3)追加コンテンツのリリース(6月~)。
  • e-ラーニングの運営
    追加コンテンツをリリースする前の5月頃から新規受講者募集を開始する。新規受講者募集はEPA候補者以外にも門戸を拡大する。受講者はWeb上に搭載されているコンテンツを元に学習を進めるが、専門分野および日本語分野に関する質問に対し、各分野のメンターが随時回答出来るようにする。また、メンターより各分野の知識を定期的に配信し、Web上に搭載することで、受講者の学習進捗管理とモチベーション維持をできるようにする。併せてスクーリング形式による集合研修をテーマを決めて実施する。
事業成果
最終年度である本年度は、前年度までに開発した学習コンテンツを継続するとともに語彙リストの更新・追加を行いました。
また国家試験に向けた日本語学習コンテンツを拡充しました。2012年実施のEPA看護師・介護福祉士候補者における国家試験合格者のうち、看護では22名、介護では1名が受講者でした。

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