自由研究のテーマさがしにOPRI「教育・学習コーナー」
7月14日発行の読売KODOMO新聞に、海洋教育パイオニアスクールプログラムの広告記事が掲載されました!クラゲの涼し気な姿が目立つ記事に、クラゲのからだの仕組み、海水浴場に出没する危険なクラゲへの対策など、夏休みの自由研究のテーマになりそうなことがらを散りばめました。(取材協力:鶴岡市立加茂水族館)
海洋政策研究所では、記事掲載と連動して、もっと海のことを知りたい子ども達に向けて【教育・学習コーナー】を作りました。小学校高学年以上が対象ですが、先生・保護者の皆さまもぜひご覧ください。
温暖化に挑む海洋教育―呼応的かつ活動的に
日本財団、笹川平和財団海洋政策研究所、東京大学海洋教育センターが2017年度に共同実施した世界の海洋教育実態調査を基にした書籍、『温暖化に挑む海洋教育―呼応的かつ活動的に』が刊行されました。
本書籍では、17カ国21地域を対象として実施した国際調査結果をもとに、世界で実践されている海洋教育の実態や日本の海洋教育の特徴を概観し、地球温暖化による海水温上昇・海洋酸性化・貧酸素化などの問題に対して海洋教育がどのような役割を果たせるのか考察しています。
地球環境の悪化が叫ばれるなか、これから海洋教育が目指すべき方向性について示されている重要な一冊となっておりますので、オンライン書店等を通じてぜひお手にとっていただけますようお願いいたします。
詳細は、出版元の東信堂のwebサイトをご覧下さい。
また、ご注文は、各オンライン書店等をご利用ください。
『【海洋教育指導資料】海の学びガイドブック』
日本の学校教育の中で海洋教育をどう捉え、どのように授業を構想し実践していけばよいかが、具体的なモデルカリキュラムを通じて示されています。「海洋教育としての視点」「教科等との関連」やモデルプランの価値づけも示されており、海洋教育の授業改善に活用できる書籍です。
詳細は下記よりご覧ください。
『令和元年【海洋教育指導資料】小・中学校編 学校における海の学びガイドブック』
小学館『総合教育技術』2019年11月号・12月号
小学館が発行する雑誌『総合教育技術』の2019年11月号、12月号に、海洋教育パイオニアスクールプログラムに関する記事が掲載されました。海洋教育がめざすものが簡潔にまとめられています。該当ページのみpdfファイルにてご覧いただけます。
「海洋教育パイオニアスクールプログラムが始まる! 海洋教育がめざすもの」
東京大学大学院教授/教育学研究科附属海洋教育センター長 田中智志 PDF形式 (925KB)
小学館『総合教育技術』11月号
東京大学大学院教育学研究科附属海洋教育センター特任教授 日置光久 PDF形式 (993KB)
小学館『総合教育技術』12月号
『新学習指導要領時代の海洋教育スタイルブック 地域と学校をつなぐ実践』
授業の組み立てから、カリキュラムづくり、地域との連携まで、初等・中等教育における海洋教育の実践事例が紹介されています。センター教員・研究員によるコメントや論考も収録し、海洋教育の実践内容やその意義をわかりやすく示されています。
詳細は、東京大学大学院教育学研究科附属海洋教育センターのwebサイトをご覧下さい。
『海洋教育のカリキュラム開発―研究と実践―』
東京大学海洋アライアンス海洋教育促進研究センター刊行の『海洋教育のカリキュラム開発―研究と実践―』は、センター所属の教員をはじめとする海洋学・教育学の研究者と、学校教育や社会教育において海洋教育に取り組む実践者の協同により執筆された、海洋教育という新しい教育のカリキュラム開発を主題とする書籍です。
詳細は、東京大学大学院教育学研究科附属海洋教育センターのwebサイトをご覧下さい。
海洋教育のカリキュラムデータベース
東京大学大学院教育学研究科附属海洋教育センターが作成した、学校が海洋教育に取り組む際に活用が可能なカリキュラムデータベースです。教科、校種、内容等によってカリキュラムを検索することができます。授業づくりにご活用ください。
詳細は、東京大学大学院教育学研究科附属海洋教育センターのwebサイトをご覧下さい。
21世紀の海洋教育に関するグランドデザイン
教育・海洋関係有識者からなる委員会で小学校、中学校、高等学校における海洋に関する一貫した教育体系を検討し、海に関する教育内容の具体的なカリキュラムとして「21世紀の海洋教育に関するグランドデザイン」をとりまとめました。
小学校編 ~海洋教育に関するカリキュラムと単元計画~ PDF形式(3.7MB)
中学校編 ~海洋教育に関するカリキュラムと単元計画~ PDF形式(1.9MB)
高等学校編 ~海洋教育におけるコンピテンシーと内容領域、及び学習事例~ PDF形式(11.2MB)
21世紀の海洋教育に関するグランドデザイン(要約版) PDF形式(4.29MB)
Grand Design for Ocean Education in the 21st Century:Ocean Education Curriculum and Unit Plans(英語版) PDF形式(20.8MB)
海洋リテラシーの理念-日本からの発信
日本の海洋教育の普及に向けて、海洋教育の理念「海とともに生きる(海洋と人類との共生)」をはじめ、IOC-UNESCOのOcean Literacy for All を元に、海洋基本法および海洋教育のグランドデザインを踏まえた「日本型の海洋リテラシー」の原案が示されています。自然と共に生きる態度を人文知として表現し、日本に固有な海洋リテラシーとしてまとめられた8つの基本原則とその内容についてまとめられています。
詳細は、出版元の一藝社のwebサイトをご覧下さい。
『Ocean Literacy for All 海洋リテラシー翻訳』
2017年12月にIOC-UNESCOが公開した「Ocean Literacy for All」の第1部について、東京大学大学院教育学研究科附属海洋教育センターが日本語訳しました。Ocean Literacy for All は、2005年にアメリカで策定されたOcean Literacyをベースに、海洋を理解するために知るべき7つの基本原理とそれらにまつわる基本概念の解説等についてまとめたもので、現在の世界的な海洋リテラシー普及活動の根幹を為すものです。
詳細は、東京大学大学院教育学研究科附属海洋教育センターのwebサイトをご覧下さい。
また、UNESCO Intergovernmental Oceanographic Commission が運営しているwebサイト「Ocean Literacy Portal」もあわせてご覧下さい。
「海の論考 OPRI Perspectives」海洋政策研究所
「Ocean Newsletter」海洋政策研究所
山尾 理 [海上保安庁 海洋情報部 情報利用推進課 海洋空間情報室 室長]「「海しる」海洋教育コンテンツ~海洋教育をGISで支える~」第538号, 2023年1月5日
小坂 康之 [福井県立若狭高等学校 教諭]「海洋教育から宇宙食開発を実現させた鯖缶」第528号, 2022年8月5日
山田 吉彦 [東海大学 静岡キャンパス長・学長補佐]「東海大学海洋学部で行われている海洋実践教育」第498号, 2021年5月5日
浦田 慎 [(一社)能登里海教育研究所 主幹研究員]「「誰一人取り残さない」海洋教育」第489号, 2020年12月20日
清本 正人 [お茶の水女子大学 湾岸生物教育研究センター長]「“教室に海を”プロジェクト ~ウニを海洋教育のきっかけに~」第475号, 2020年5月20日
里 浩彰 [お茶の水女子大学 サイエンス&エデュケーションセンター 特任講師]「海なし地域にも広げる海洋教育」第474号, 2020年5月5日
伊藤 芳英 [東海大学 海洋学部博物館業務課 博物・教育担当係長(学芸員)]「博学連携による海洋教育プログラム」第470号, 2020年3月5日
小坂 康之 [福井県立若狭高等学校 教諭・小浜水産高等学校 教諭兼務]「日本で最も歴史の長い水産高校に勤務して~水産・海洋教育の現場から思うこと~」第309号, 2013年6月20日
海辺の安全ハンドブック
海洋政策研究所の海洋教育事業
笹川平和財団 海洋政策研究所では、学校教育における海洋教育普及のための条件として、教育内容の明確化、教育環境の整備、外部支援体制の拡充、人材の育成、教育研究の推進の5つを掲げ、これらを具現化させるため教育有識者、行政官、現場教員などと協力してさまざまな研究調査活動を展開しています。
これまでに学校への直接支援、海洋教育の普及推進や海洋基本計画改定に向けた提言、グランドデザインの作成、海洋教育実施状況に関する全国調査、海洋教育に関する会議への参画、書籍の発行などを行ってきました。下記のページより各種提言や報告書などをご覧いただけます。
日本海洋学会 講師派遣プログラム「海の出前授業」
日本海洋学会では、小中高校に専門講師を派遣して出前授業を行うプログラムを2016年度から開始しています。
海流や気象のほか、気候変動、津波・高潮防災、生物多様性についてなど、身近な海の問題からふだんイメージしにくい地球スケールの現象まで、幅広いテーマを専門講師からお話いただくことが可能です。
パイオニアスクールプログラムの単元計画のほかに、理科や総合学習の時間にテーマ別の特別授業を聞いてみたいとお考えの学校は、ご参考にしてください。
日本海洋学会 海の出前授業
http://kaiyo-gakkai.jp/jos/about/school_visit
一般社団法人3710Lab(みなとラボ)
みなとラボは、「海とヒトとを学びでつなぐ」をテーマに、海洋教育をはじめ次世代の教育をデザイン、提供するプラットフォームです。全国の海洋教育の実践レポートの発信や、カリキュラム開発やプロジェクト実施の支援を行なっています。
海洋教育パイオニアスクールプログラムは、みなとラボと連携して、海洋教育の普及に取り組んでいます。