ニュース&トピックス

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2024.11.22

Ocean Newsletter No.583 は海洋教育特集です

2024年11月20日に発行したOcean Newsletter No.583号では、海洋教育について特集いたしました。是非ご覧ください。

(以下Ocean Newsletter No.583より転載)

●海と人との共生をめざして
(公財)笹川平和財団海洋政策研究所研究員◆嵩倉美帆

日本財団と(公財)笹川平和財団海洋政策研究所との2団体で主催している「海洋教育パイオニアスクールプログラム」は、海と人との共生をめざし、全国の学校や教育委員会を対象に海の学びを支援している。
これまでに約1,500校がこの支援を活用し、海をテーマとした多様な学びが行われている。また、毎年開催している海洋教育研究会においては、各校の実践事例の共有や関係者のネットワークの形成を通じ、海洋教育に関する理解を深めている。
海洋を巡る環境危機が増す中、海洋教育の重要性が再認識され、次世代に向けた支援が求められているといえよう。
https://www.spf.org/opri/newsletter/583_1.html

●志賀島とかかわり・つながり、そして共にまえへ
福岡市立勝馬小学校校長◆田中展史

今夏、志賀島にある福岡市立勝馬小学校で「海洋教育研究会2024」が実施された。勝馬小では、自己の未来を拓く子を育てるため地域の教育資源を活かし、海をフィールドにカヤック、磯観察、海岸清掃など特色ある教育活動に取り組んでいる。
全国から関係者が集い、志賀島について共にかかわり、つながり、考える中で、海の学びの発展性や地域の自然や歴史、文化の学びをどのように創っていくかを深めることができた。
https://www.spf.org/opri/newsletter/583_2.html

●海なし県から「海洋教育研究会2024」に参加して今思うこと
岐阜市教育委員会◆鈴木大介

「海洋教育研究会2024」に参加したことで、地域素材を活用した海洋教育の可能性を再認識することができた。
海が身近ではない土地においても、山や河川を通した学習を活用することで、海洋教育の理念を実践し、子どもたちに豊かな学びを提供することができると確信している。
今後も、地域の特性を活かした海洋教育を推進し、未来を担う子どもたちの成長を支えていきたいと考えており、そのためにも情報共有や関係者との交流が重要だと実感している。
https://www.spf.org/opri/newsletter/583_3.html

●サヨリの完全養殖を成功させた高校生の挑戦
香川県立多度津高等学校海洋生産科教諭◆大坂吉毅

香川県立多度津高校の海洋生産科栽培技術コースでは、新たな魚種の養殖方法の開発や、オリジナルの養殖魚のブランド化に取り組んでいる。
生徒が海藻に付着する魚卵を見つけたことから始まったサヨリの養殖では、課題を乗り越え、完全養殖に成功した。
通常天然物が入荷しない12月に出荷可能となり、「瀬戸のキラメキ」と名付けて売り出している。
https://www.spf.org/opri/newsletter/583_4.html

●廃棄される深海魚を地域の資源として活用し未来へ紡ぐ
学校法人希望が丘学園鳳凰高等学校◆中村太悟

南さつま市では漁で混獲される深海魚が廃棄されていたが、資源の有効活用やフードロス削減をめざし、鹿児島大学や地元企業と協力してプロジェクトを立ち上げた。
本校普通科の生徒も参加し、深海魚に愛称をつけるワークショップや調理実習、レシピ提案などを行った。生徒は活動を通じて深海魚への理解と親近感を深めている。
さらに、深海魚の教材化や3D図鑑の作成を進めて、限りある地域資源を未来へ紡いでいきたい。
https://www.spf.org/opri/newsletter/583_5.html

●事務局だより
(公財)笹川平和財団海洋政策研究所主任◆小熊幸子

https://www.spf.org/opri/newsletter/583_6.html

◎PDF版はこちらからご覧になれます。
https://www.spf.org/opri/global-data/opri/nl/583(1-12).pdf

◎Ocean Newsletterの最新号やバックナンバーは以下よりご覧いただけます。
https://www.spf.org/opri/newsletter/

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