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笹川中欧基金 人材育成

1996年
事業

IYF中欧パートナーシップ支援

事業実施者 国際青少年育成財団(International Youth Foundation/米国) 年数 4/4
形態 自主助成委託その他 事業費 5,454,500円
事業内容
米国の国際青少年育成財団(IYF)は、世界の5歳から20歳の青少年の健全な育成を目的として、世界各国にIYFのパートナーとなる現地の財団を設立し、各国独自のニーズに根ざした支援活動を展開しているユニークな財団です。民主化移行直後の中欧地域では、それまでの国家主導の青少年育成活動がイデオロギーの面からも財政的な側面からも崩壊し、多くの混乱と問題を抱えていました。そのような情況下で、1993年にIYFはポーランドに的を絞り、中欧地域での新たな青少年育成のモデルケースを創りました。1994年から開始したこの事業は、中欧基金を始めとする西側支援団体とIYFの支援の元にポーランド青少年育成財団(PCYF)を設立し、ポーランドの青少年人材育成におけるさまざまな活動をモデルケースとして、民主化を進める中欧の21世紀を担う人材育成と非営利セクターの活性化を目指すことが目的とされました。新設されたPCYFは、これまでの3年間の支援を通じて、青少年と地域社会との関わり、教育方法の新しい選択肢の策定などを重視しながら、必要な関係機関、政府・自治体・学校等と協調して学校のカリキュラムの改善方法の検討などを行い、地域社会における青少年育成を中心とした市民活動のモデルとして大きな注目を集めるところとなりました。また、PCYFはポーランドが国境を接する周辺各国の市民団体に自らの経験移転を図る試みを積極的に展開しており、特にスロバキアの青少年育成財団設立・運営およびスタッフのトレーニング、旧東ドイツ地域との協同事業、ベラルーシ国境付近での協同事業などは、見るべき成果を上げてきました。

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