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笹川日中友好基金 21世紀の日中関係への提言

2008年
事業

日中若手歴史研究者会議/フェーズⅡ

事業実施者 笹川平和財団 年数 2/3
形態 自主助成委託その他 事業費 11,522,274円
事業内容
本事業は2007年度より日中間の歴史認識問題に取り組む中堅・若手研究者の交流を推進するために、両国間での共同研究の支援、年報の発行による研究成果の共有・発信や英語圏に向けた情報発信を行っています。本年度は、前年度に引き続き日中若手歴史研究者による共同研究を支援し、戦後の日中関係の出発点となる終戦をテーマにした研究成果『1945年の歴史認識〈 終戦〉をめぐる日中対話の試み』を東京大学出版会から刊行しました。この出版を通じて、中国では必ずしも重視されていない1945年を転換点とする歴史認識を新しい視点として提案しました。また英語圏へ向けた情報発信の一環として、ハーバード大学アジアセンターとの共催により「東アジアにおける歴史対話と和解」(Historical Dialogue and Reconciliation in East Asia)と題したシンポジウムを開催しました。100名ほどの聴衆が集まるなか、東アジアの歴史理解について約20名の日米中韓の研究者が議論をしました。また、本事業のフェーズⅠの成果として出版した『国境を越える歴史認識─日中対話の試み』(東京大学出版会)の英語版をアメリカで出版するための準備作業を行いました。

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