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笹川日中友好基金 21世紀の日中関係に向けた相互理解の深化

2012年
事業

現代日本紹介図書シリーズ翻訳出版

事業実施者 笹川平和財団
現代日本図書シリーズ編集委員会(中国)
年数 4/5
形態 自主助成委託その他 事業費 24,718,262円
事業概要
中国における現代日本に関する情報の恒常的不足を解消し、中国国民が日本を総合理解する手立てとなる知的情報を増やすために、現代日本を紹介する良質の図書を厳選し、中国で翻訳・出版する。具体的には、日中の専門家によって構成される選考委員会が選出した図書を、複数の中国の中堅出版社からなる出版連合会に図書の翻訳・出版及び関連業務を委託し、年間15冊の図書の翻訳・出版を目指す。
実施計画
日中の専門家によって厳選された現代日本を紹介する図書を中国で翻訳・出版する。過去3年間に30冊の図書を翻訳・出版した実績を踏まえ、5年継続事業の4年目にあたる本年度は、下記の活動を行う。
  • 図書の選考、出版社交流及び事務局活動
    (1) 図書の選考
    日中の専門家による図書選考委員会の活動を維持し、選考委員の意見を反映した推薦図書リストを作成し、中国側協力団体に推薦する。同時に、2011年に導入した協力出版社による図書の推薦を引き続いて実施し、専門家委員の審査を受けることを前提に、出版社推薦図書リストを作成する。
    (2) 出版社関係者交流
    日中両国の出版関係者の交流を促進するため、中国側協力出版社7社の要員を招き、中国における日本の図書市場をテーマに日本側出版関係者との情報及び意見交換を行う。また、日本出版社の訪問や図書市場の調査などを通じて、日本の図書市場及び日本全体に対する理解を深め、日中の出版界全体の交流に寄与する。
    (3) 事務局活動
    笹川日中友好基金は事務局として、図書の選考、翻訳、出版作業の進捗状況に合わせ、選考委員会、中国側協力団体、日本国内の出版社などとの連絡・調整を行い、事業の円滑な展開を図る。同時に、日中双方の選考委員及び編集委員会委員の情報交換と交流を強化し、事業の質の向上を図る。
  • 翻訳・出版
    中国における翻訳・出版関連業務は、引き続き社会科学文献出版社、世界知識出版社、北京大学出版社、南京大学出版社、三聯出版社など主要出版社7社の関係者からなる「現代日本図書シリーズ編集委員会」が担当する。同会は笹川平和財団からの委託を受け、中国における翻訳者の人選、版権交渉、翻訳、編集、出版、宣伝、販売及び事後調査を実施する。
実施内容
 
事業成果
本事業は、日中の専門家によって厳選された現代日本を紹介する図書を中国語に翻訳して出版し、中国の一般読者の日本理解に資するものです。本年度も中国の7つの主要出版社の協力によって、『ペリー来航』『現代日本人の意識構造』など15冊の図書が翻訳され、出
版されました。また、日中関係が困難に直面する中、中国から出版関係者を招いて、中国における日本の図書市場をテーマに、「日中出版人ダイアログ『今、書籍で何ができるのか?』」と題した、日本側出版関係者との情報および意見交換を行う対話会議を開きました。
(左より)NHK放送文化研究所著/译者 :陈乐兵汪平《现代日本人的意识解读》南京大学出版社、2013.01
三谷博著/译者 :张宪生 谢跃《黑船来航 对长期危机的预测摸索与美国使节的到来》社会科学文献出版社、2013.03

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