1. ホーム
  2. 事業紹介
  3. 事業一覧
  4. 現代日本紹介図書シリーズ翻訳出版

笹川日中友好基金 21世紀の日中関係に向けた相互理解の深化

2011年
事業

現代日本紹介図書シリーズ翻訳出版

事業実施者 笹川平和財団
現代日本図書シリーズ編集委員会(中国)
年数 3/5
形態 自主助成委託その他 事業費 23,668,884円
事業概要
本事業は、中国における現代日本に関する情報の恒常的不足を解消し、中国国民が日本を総合的に理解することに役に立つ知的情報を増やすために、現代日本を紹介する良質の図書を厳選し、中国で翻訳・出版することを目的とする。
実施計画
本年度の実施内容は下記の通り。
  • 図書選考委員会:
    2009年に笹川日中友好基金の主導で、日中の専門家によって構成される図書選考委員会を立ち上げた。今年度も同委員会の活動を維持し、選考委員の意見を反映した推薦図書リストを作成し、中国側出版社に推薦する。同時に、協力する中国の出版社の意欲を引き出すために、専門家委員の審査を受けることを前提に、1社5冊の出版社推薦枠を設ける。
  • 翻訳・出版:
    中国における翻訳・出版関連業務は、引き続き社会科学院文献出版社、世界知識出版社、北京大学出版社、南京大学出版社、三聯出版社など主要出版社関係者からなる「現代日本図書シリーズ編集委員会」が担当する。同会は笹川平和財団からの委託を受け、中国における翻訳者の人選、版権交渉、翻訳、編集、出版、広報、販売及び事後調査を実施する。
  • 事業全体の連絡・調整:
    笹川日中友好基金は、図書の選考、翻訳、出版作業の進捗状況に合わせ、選考委員会、中国側協力団体、日本国内の出版社などと連絡・調整を行い、事業の円滑な運営を図る。同時に、日中双方の選考委員および編集委員会委員の間で情報交換・交流を強化し、事業の質を向上させる。
「選考委員会」

日本側

高原 明生 (委員長、東京大学教授、中国政治、日中関係)
苅部 直 (委員、東京大学教授、政治思想史)
小西 砂千夫 (委員、関西学院大学教授、財政学)
上田 信 (委員、立教大学教授、環境史)
田南 立也 (委員、日本財団常務理事、国際交流・情報発信)

中国側

王 中忱 (委員、清華大学人文学院教授、日本文化・思潮)
白 智立 (委員、北京大学政府管理学院准教授、行政学)
周 以量 (委員、首都師範大学准教授、比較文化論)
于 鉄軍 (委員、北京大学国際関係学院准教授、国際政治・外交)
田 雁 (委員、南京大学中日文化センター研究員、日本文化)
「現代日本紹介図書シリーズ編集委員会」
社会科学院文献出版社
世界知識出版社
北京大学出版社
三聯出版社
南京大学出版社
人民文学出版社
新星出版社
事業成果
本年度は、日中両国の専門家によって構成される図書選考委員会の活動を維持し、推薦図書リストを作成したほか、中国側各出版社による推薦図書枠を活用し、推薦図書の量と幅を増やしました。
本年度の事業の成果として、『大学の誕生』『日本映画と戦後の神話』など計15冊の図書が中国で一般読者向けに翻訳・出版されました。

ページトップ