1. ホーム
  2. 事業紹介
  3. 事業一覧
  4. 格差と国際援助 提言の普及

一般事業 グローバリゼーションの功罪への挑戦~市場と格差

2012年
事業

格差と国際援助 提言の普及

事業実施者 笹川平和財団 年数 単年度事業
形態 自主助成委託その他 事業費 24,484,732円
事業概要
2009~2010年度に実施した「グローバリゼーションの進展と格差問題に関わる調査研究」において、格差の現状およびグローバリゼーションが格差に及ぼす影響について、日本、インドおよびヨーロッパの専門家による調査研究を実施し、格差解消に向けた方策とグローバリゼーションの効用を享受しうるメカニズムを模索・検討するための検討会議を開催した。
 本事業は、当該事業のフォローアップ活動として、(1)研究結果の報告を行い、(2)研究成果の1つとして作成した「新しい国際援助システム」の提言について意見交換するために、国内外の専門家を招へいし、東京およびプラハにおいて国際シンポジウムを開催するものである。
実施計画
単年度事業である本事業では、以下の活動を実施する。
  • 国際シンポジウムの開催(2012年6月、於 東京)
    国際援助のドナー国、受入れ国、政策立案者、国際機関、NGO、シンクタンクなどから専門家を招へいし、これまでの成果の公表を行い、「新しい国際援助システム」について意見交換するための公開シンポジウムを開催する。
    参加予定者:
    ニセフォール・ソグロ(前ベナン大統領)、ルス・オニャンゴ(グレートレイク大学教授)、、ウォルフガング・ミハルスキー(前OECD高級顧問)、ラジブ・クマール(インド商工会議所事務局長)、伊藤元重(東京大学教授)、河合正弘(アジア開発銀行研究所所長)、園部哲史(政策大学院大学教授)ほか
  • 「フォーラム2000」へのセッション参加(2012年秋、於 プラハ)
    「新しい国際援助システム」について、より多様かつグローバルな視点から議論することを目的として、2012年秋にプラハで開催される「フォーラム2000」にセッション運営者として参加し、「グローバリゼーションの進展と格差問題に関わる調査研究」事業の参加者および外部専門家をパネリストおよびモデレーターとして派遣し、これまでの成果を報告する。また、「新しい国際援助システム」について、他の参加者とともに議論をする。派遣予定者:
    伊藤元重(東京大学教授)、河合正弘(アジア開発銀行研究所所長)ウォルフガング・ミハルスキー(前OECD高級顧問)、ラジブ・クマール(インド商工会議所事務局長)
  • 国際シンポジウムの開催運営に関わる業務の委託
    国際シンポジウムの開催準備、資料作成、議事運営、記録、フォローアップ作業などを英国未来フォーラムへ委託する。
  • 上記活動を行うための連絡・調整業務
事業成果
(左より)ナイジェリア オバサンジョ元大統領、<br>ベナン ソグロ元大統領<br>(フォーラム2000)

(左より)ナイジェリア オバサンジョ元大統領、
ベナン ソグロ元大統領
(フォーラム2000)

グローバリゼーションは世界経済の発展に大きく貢献した一方で、その恩恵を受けた人々と受けられなかった人々との間に深刻な格差をもたらしました。本事業はグローバリゼーションの功罪についての研究を行い、格差の解消と縮小、貧困層のための最低限の社会保障システムの構築についての提言がまとめられました。この提言は東京とプラハのフォーラム2000会議のセミナーで発表され、ナイジェリアのオバサンジョ元大統領やベナンのソグロ元大統領をはじめとする幅広い層より支持を得ました。

ページトップ