2010年
事業
グローバリゼーションの進展と格差問題に関わる調査研究
事業実施者 | 笹川平和財団 | 年数 | 1/2 |
形態 | 自主助成委託その他 | 事業費 | 17,593,298円 |
事業概要
グローバリゼーションの進展に伴い国や地域間の格差が拡大したと見られている状況の下で、今改めて格差の現状やグローバリゼーションが格差に及ぼす影響を明らかにし、格差解消に向けた方策とグローバリゼーションの効用を享受しうるメカニズムを提示することが求められている。
本事業は、上記課題の現状を分析し、論点を整理するための調査研究を実施するものである。調査研究の結果は、国際会議の開催を通じて、格差解消の方策にかかわる政策提言として発表する。
本事業は、上記課題の現状を分析し、論点を整理するための調査研究を実施するものである。調査研究の結果は、国際会議の開催を通じて、格差解消の方策にかかわる政策提言として発表する。
実施計画
2年継続事業の初年度として、次の活動を行う。
- 国際会議に向けた準備
格差の現状やグローバリゼーションの影響などにかかわる基礎調査を実施し、コンセプト・ペーパーを作成する。関連業務は以下の2名へ外部委託する。
- Rajiv KUMAR氏(インド国際経済関係研究所所長)
- 伊藤 元重氏(東京大学教授)
- 検討会議の開催(2010年10月を目途、於東京)
その後の活動の方向性を洗い出すため、本課題に関して世界的に著名な識者10名程度をメンバーとする検討会議を開催する。 - 事務局活動
招へい者招致のための出張、打合せなどを行う。
実施内容・事業成果
本年度は、格差の現状分析やグローバリゼーションの影響などにかかわる基礎調査を伊藤元重氏(東京大学教授)、Rajiv Kumar氏(インド商工会議所事務局長)、国際未来フォーラムの3者へ委託しました。2010年10月には、経済・社会分野の国内外の有識者11名を招へいした検討会議を開催し、基礎調査の成果や次年度の課題および事業の運営方法について議論を行いました。

