2011年
事業
日本の対外政策と国際的役割
事業実施者 | プロジェクト2049研究所(米国) | 年数 | 単年度事業 |
形態 | 自主助成委託その他 | 事業費 | 7,700,000円 |
事業概要
本事業の助成先である「プロジェクト2049研究所」は、米国の若手研究者が中心となって設立したシンクタンクである。同研究所は、数十年の間にアジア地域の国際化が進展し、世界への影響力が増大するという認識に基づき、次世代の米国政策関係者によるアジア地域への理解を深めることを目的として、「アジアと世界」と題する勉強会を定期的に開催している。またその一環として、アジアへの研修旅行を実施し、アジア諸国の政策関係者との交流を深めている。当財団では、これら一連の活動うち、ワシントンでの勉強会の開催や将来が嘱望される若手政策関係者数名による日本研修旅行の実施を支援する。
実施計画
本事業では、以下の活動を実施する。
- 調査研究、インタビューの実施(於ワシントンDCおよび東京):
外交、ODA政策や、戦略的重要地域や地域/国際機関に対する日本の経済的および政治的関係について現状を把握するため、日米の文献調査と有識者へのインタビューを実施する。 - ショートペーパーの執筆:
日本の対外政策について、より詳細な分析を要する分野について、助成先の研究員と日本人の外部専門家がショートペーパーを執筆する(当財団はそのうち1本の執筆を支援)。 - 「リーダーシップ・プログラム」の開催(通年、於ワシントンDC):
米国の有力な若手/中堅の政府や議会関係者を20名ほど集め、アジア地域に関する研究会/夕食会を数回開催する。毎回、米通商代表部次席代表やアジア地域諸国の駐米大使など、シニアレベルの有識者を講師として招く。また、日本人の専門家が講師を務める機会も設ける。 - 日米合同研究会の開催(2011年8月、於東京、 12月、於ワシントンDC):
上記プログラムの米国人参加者6名ほどを日本に招へいし、日本の政策関係者7名を交え、「アジアと世界」をテーマとする研究会を開催する。必要に応じて、米国人参加者による講演会の開催も検討する。その後、日本人参加者をワシントンに招き、日本の対外政策や国際的役割をテーマとする研究会を開催するとともに、一般向けに講演会を開催する。一連の活動の成果を踏まえ、日本の対外政策の今後の課題と目標を明らかした上で、前述のショートペーパーを編集し、同研究所のホームページ上に掲載する。
実施内容
事業成果