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一般事業 特定地域の理解促進~米国との交流事業

2010年
事業

日米相互依存関係の発信強化

事業実施者 イースト・ウエストセンター 年数 2/2
形態 自主助成委託その他 事業費 8,235,709円
事業内容
本事業は、日米の2国間関係に特化し、日米が共同で情報発信をしていくことによる相互理解の促進と関係の強化を支援するものである。米国においては州もしくは下院選挙区、日本においては県を単位とし、多様な分野別のデータを収集後に、日本と米国が密接に関わり影響を及ぼし合っている状況について分析する。この結果をWeb siteとパンフレットにより発信し、日米両国の相互依存関係を評価し直す契機とする。
実施計画
2年継続事業の最終年度として、以下の活動を実施する。
  • 打ち合わせのための来日:
    データ収集状況の確認および分析の打ち合わせを行うためイーストウェストセンターのディレクターと研究員が来日する。
  • Web siteのリノベーション開始 (2010年4月):
    既存のフォーマットをもとに「Japan Matters for America/ America Matters for Japan」向けに再設計、項目を追加しての再プログラミングなどを行う。
  • パンフレットドラフトの作成(2010年6~10月):
    フルカラーの地図、グラフ、チャート等を用いて視覚的に提示したドラフトを校正後、最終版(日英)を完成する。
  • アウトリーチプログラム(2010年11月~2011年2月):
    パンフレットとWeb siteの周知と普及のため、調査分析で得られた結果をもとにアジェンダを設定し、専門家を招いてパネルディスカッションやセミナーを開催する。
  • 日本側カウンターパートとの打ち合わせ:
    イーストウェストセンターと日本側カウンターパート(JCIE)双方において分野別に収集したデータを専門家が分析し、その結果をもとに表示方法に関する検討会議を行う。
  • リサーチ:
    迅速な作業遂行のため、米国側でアシスタントを臨時雇用する。
実施内容・事業成果
本事業は、日本と米国が密接に関わり影響を及ぼし合っている状況について調査分析し、その結果を共同で発信をしていくことにより、さらなる相互理解の促進と関係の強化を支援するものです。

初年度には、日本国内における情報収集・分析作業を行うカウンターパートの選定(日本国際交流センター:JCIE)を行いました。イーストウェストセンターとJCIEの連携により、米国においては州、日本においては県を単位とし、経済、観光、人物交流などの分野において、集中的なデータ収集を開始しました。データ収集と平行し、より視覚的にインパクトのあるデザインにするため、フルカラーの地図やグラフを多用したレイアウト作業を行いました。

最終年度である本年度には、収集したデータの分析と提示方法の確認作業を経て、Web site「Japan Matters for America/ America Matters for Japan (JMA)」およびパンフレット「日米相互依存の見取り図」(日本語・英語併記)が完成しました。州と県を単位とし、貿易(輸入、輸出)、観光、海外直接投資、居住関係(在日米国人、在米日本人の数)、学生交流(留学生数)、JETプログラム参加者、姉妹都市、防衛協力(米軍基地と米軍人数)といった項目に関し、数量的データと分析結果を簡潔に掲載しました。また、2010年11月には、Web siteとパンフレットの周知・普及を目的としてアウトリーチセミナーを国内4都市(東京、横浜、名古屋、京都)で開催しました。各セミナーへは、専門家だけでなく学生・一般市民を含めそれぞれ150人以上が参加し、活発な議論が行われました。本事業を実施した結果、長い歴史の中で多岐にわたる分野で影響を及ぼしあってきた日米の複雑な相関関係に対する理解を深めることに寄与できました。
成果物
Web site「Japan Matters for America/ America Matters for Japan (JMA)」
・パンフレット「日米相互依存の見取り図」(日本語・英語併記)

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