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笹川中欧基金 21世紀の中欧諸国の役割

2006年
事業

中欧諸国NGOの海外援助活動推進

事業実施者 Pontis Foundation(ポンティス財団/スロバキア) 年数 2/2
形態 自主助成委託その他 事業費 6,692,163円
事業内容
経済協力開発機構(OECD)、EUへの加盟を契機に、中欧諸国も海外援助のドナー国としての第1歩を踏み出しました。特に、民主化・近代化を進める周辺国に対する経験移転は中欧諸国のODA政策の重点項目の1つであり、域内のNGOの積極的な参加・貢献が期待されます。しかし、それらのNGOの多くは、国内での実績はあるものの、海外援助の経験が不足しています。
本事業は、中欧諸国から一足遅れて近代化を進めるセルビアのなかでも特に諸外国から援助の恩恵を受けることが少ない中部地方のNGO(NGO教育センター〔クルシェヴァツ〕、社会貢献センター〔スメデレヴォ〕、市民社会推進センター〔ニシュ〕、NGOフォーラム〔クラリェヴォ〕、市民資料センター〔ピロト〕)に対し、スロバキアとハンガリーのNGOが能力強化・事業開発のための支援を行うものです。さらにその過程でスロバキアとハンガリーのNGOが海外援助活動に携わる際に必要なノウハウを蓄積し、将来的に政府のODAを含む海外での援助活動に積極的にかかわっていくための資質を高めることを目的としています。
2年事業の最終年度にあたる本年度は、スロバキアのポンティス財団およびハンガリーのDemNetが、①企業や地方自治体との協働などをテーマとするセルビアでのセミナー開催(2006年5月、6月、07年2月)、②前述のセルビアNGOに対する組織強化、協働事業の立案などに関する助言と技術支援、③セルビアNGOに対するスロバキア、ハンガリーでの視察研修(コミュニティ財団の訪問、NGOと地方自治体・企業セクターとの連携に関する取り組みの視察など)、④本事業の実施を通じて得られた知見や教訓をまとめた、スロバキア、ハンガリー、セルビアのNGO、政府、国際援助機関、研究者らを対象とする小冊子の作成・発信などの活動を行いました。
助言・指導を受けたセルビアのNGOは、現在、自国内の企業や自治体と協働し、教育や失業問題などの改善に向けた取り組みを始めています。また、本事業を通じて活動の重要性が認められた結果、ポンティス財団はスロバキア政府より、DemNetはオ-ストリアおよびハンガリー政府より、セルビアNGOのさらなる能力強化を行うための資金の獲得に成功しています。本事業を通じて、両国のNGOの海外援助活動推進に寄与することができました。

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